1 内容
全世界400万部超のベストセラー、『ヤバい経済学』にヤバすぎる続編登場。
ゾウとサメ、どっちが怖い?
酔っ払って歩くのと酔っ払い運転、どっちが危険?
ポン引きと不動産屋さん、どっちが偉い?
お医者さんはちゃんと手を洗ってるの?
サッカー選手になるには何月に生まれると有利?
臓器移植問題は思いやりで解決する?
カンガルーを食べれば地球は救われる?
性別を変えたらお給料は上がるの?
テロリストを捕まえるにはどうするのが一番?
どうすれば長生きできる?
テレビの驚くべき作用と副作用って?
売春婦の戦略から地球を冷やす方法まで、レヴィットとダブナーのコンビが世の中の見方をまたひっくり返します。
amazonより
2 感想
人は誘引で動く。
人はインセンティブに反応する。
ただし思ったとおりの反応ではなかったりひと目で分かるような反応でなかったりする。
誰にでもこの法則は当てはまる。
学校の先生や相撲の力士がインチキするインセンティブがわかれば、サブプライムの住宅ローンバブルが起きたのはどうしてか、ちゃんとわかるのだ。
軽妙なトークで難解な経済学の雑学を展開するのは前作同様。
経済学のインセンティブ(経済的誘因)に基づき世の中の出来事を解説するのは「行動経済学」の走りとも言えそう。
「子どもの名前で未来は見えるのか?」などう~んと思えるところはあるものの、なかなか考えの及ばない問題点を著者が論点鋭く解説していたのは面白く読めた。
本書では地球温暖化の解決策も提示している。
若干前作「ヤバい経済学」よりスケールダウンしたところは残念だった。
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