2017年11月16日木曜日

「リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド」杉田 浩章 (著)を読んで 書評

1 内容


「リボンモデル」「不の発見」「価値マネ」「ぐるぐる図」「価値KPI」「型化」……
次々と新しい事業を生み出す「リクルート式」を、
トップコンサルタントが徹底分析!
数々の新規事業を生み出してきたリクルート。
「結局リクルートだからできるのであって、我が社には役立たない」と思い込んでいる人たちは少なくない。
しかし、それは大きな誤りだと著者は言う。
リクルートには、個人のアイデアを拾い上げてブラッシュアップし、
驚異的なスピードと爆発力で展開するしくみを組織全体で共有しているのだ。
昨今話題の「リーン・スタートアップ」「アジャイル」と似た手法を、
シリコンバレーに先駆けて実践していたのがリクルートである。
本書は、第一線の戦略コンサルタントが、その手法を分析し、一般の企業に応用する方法を解説する。
●「我が社の新規事業がうまくいかない」──こんな症状に効果があります!
-計画を練り続けるばかりで、先に進まない
-いちど決めた計画を変えられない
-時間をかけて計画を立てる割に、ツメが甘い
-当事者も、経営陣も本気で成功すると思っていない
-うまくいかなくなっても、撤退の決断ができない
●本書に登場するケースの一例
-破壊的イノベーションで受験産業の構造を変えた「受験サプリ(スタディサプリ)」
-成功へのKPIを「念仏」としてみんなで共有した「ホットペッパー」
-合コンから成功のヒントを見つけた「スーモカウンター」
-スキマ時間を「在庫化」することで成功した「サロンボード」
-広告モデルからマッチングモデルに転換して再成長に踏み出した「じゃらん」
-市場が30億円「しか」見込めないという理由でなかなかGOサインが出なかった「ゼクシィ」
-メディアで話題をさらった「R25」が、成功とはみなされないわけ
-「死に神集団」を自らのグループに取り込む理由
●新規事業を育てる3ステージ・9メソッド
【ステージ1】「0→1」 世の中の不をアイデアへ
-メソッド1不の発見…新規事業の起点となる「不」を探す
-メソッド2テストマーケティング…発見した「不」がビジネスとして成立するのかを見極める
-メソッド3New RING(インキュベーション)…アイデアを事業に育てるサポート
【ステージ2】「1→10」前半 勝ち筋を見つける
-メソッド4マネタイズ設計…圧倒的な収益を獲得するためのモデル設計
-メソッド5価値KPI…勝ちにつながる行動や指標を発見・特定する
-メソッド6ぐるぐる図…PDSを高速に回しながら、勝ち筋を探る手法
【ステージ3】「1→10」後半 爆発的な拡大再生産
-メソッド7価値マネ…発見した価値KPIに基づき、拡大させていくためのマネジメント
-メソッド8型化とナレッジ共有…価値マネを実践するための行動を「型」に落とし込んで共有する
-メソッド9小さなS字を積み重ねる…現場でつかんだ〝兆し〟を吸い上げる仕組み
amazonより

2 感想


月額980円で有名予備校講師の授業が受けられる「スタディサプリ」や飲食店の「Airレジ」、美容院予約の「ホットペッパービューティー」などリクルートのシステムはどれも革新的だ。

そんなリクルートの起業・創造力の源を知りたくて本書を読んだ。

てっきり著者は中の人かと思ったがコンサルタントにすぎなかった。
コンサルタントとしては当たり前の用語も解説が不十分で読みづらかった。
中の人でないせいか、臨場感に欠け結果だけが述べられている部分もあった。
著者自身がリクルートイズムを体現し何かを成し遂げていないため具体性に乏しく、コレを読んで再現・実践することは困難なように感じた。

とはいっても、リボンモデル・NEWRING・ぐるぐる図などをつかってリクルートが社内で如何に起業のポイントを見つけ、ブラッシュアップし大きくしていっているかの一端は知ることが出来た。
リクルートは日本の一般の企業と違って、極めて論理的に「起業」や「勝ち筋」を見つけていて、その点は外資系に近いように思った。
成功の秘訣は社内で共有され、しかも最近はAIもよく活用されている。
常に変化を恐れず、柔軟に革新を続ける。
社員一人ひとりが社長のように当事者意識をもって「自分はどうしたいか」を考え、細かなハードルを適時超えていく。
今や5年後10年後社会や企業がどうなっているか分からないといわれるが、どんな業態に形を変えようともリクルートだけは生き延びているだろう。

他の本でもリクルートのことをもっとよく知りたいと思った。

3 本の紹介

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