1 内容
任期満了を迎える黛新太総理の後任候補に、48歳という若さと美貌で国民的人気を誇る、越村みやび厚労大臣が名乗りを上げた。日本初の女性総理誕生が、にわかに現実味を帯びはじめる。そんな中、医療・福祉系投資会社JWFの元CEO片岡司郎が、収賄の疑いでみやびを告発したいと東京地検特捜部に接触する。JWFは越村が推進する社会福祉制度改革のパートナー的存在、楽田恭平の会社だ。特捜検事の冨永真一は片岡の事情聴取を行うことにした。裏には永田町の策謀が潜んでいた――。
ベストセラー『売国』につづく冨永検事シリーズ第2弾!任期満了を迎える黛新太総理の後任候補に、四八歳という若さと美貌で国民的人気を誇る、越村みやび厚労大臣が名乗りを上げた。日本初の女性総理誕生が、にわかに現実味を帯びはじめる。そんな中、医療・福祉系投資会社JWFの元CFO片岡司郎が、収賄の疑いでみやびを告発したいと東京地検特捜部に接触する。JWFは越村が推進する社会福祉制度改革のパートナー的存在、楽田恭平の会社だ。特捜検事の冨永真一は片岡の事情聴取を行うことにした。裏には永田町の策謀が潜んでいた―。
amazon より
2 感想
初の女性総理を目指す政治家である「越村みやび」が、高齢者医療・サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を舞台に政治的思惑に翻弄される。
そこには、高齢者医療・サ高住の闇や、特捜の検事の描写、マスコミ記者の葛藤なども細かく描かれている。
「ハゲタカ」シリーズの著者としても知られる真山仁さんだが、ハゲタカのような痛快でアップテンポの経済小説と違って、重厚感のある社会派の小説に仕上がっている。
特養の入所資格が厳格化され、待機老人が約52万人と膨れ、診療報酬も一部引き下げ改定となる一方で、サ高住が脚光を浴びる現在。
サ高住の運用の問題など、考えさせられる内容が多かった。
「検事という人間が組織の中で何に縛られて、何をモチベーションに動いているのか。小説を楽しみながら、いろんなことに興味を持ってもらって、理解してもらいたい。」と著者は語る。
現実にも女性総理の誕生は近そうだ。
そして何より山尾、豊田、今井議員など女性議員の不祥事が現に連日報道されていて、キャッチーな問題といえる。
それだけに本書は現実感をもって読み進められるはずだ。
なかでも、手に汗握る政治家と特捜部との攻防は見ものだ!
特捜とマスコミ記者との腹の探り合いというか、こちらの攻防も!
3 本の紹介
検事・富永の追求に、美貌の政治家は沈黙という戦闘態勢に入った。
初の女性総理候補vs東京地検特捜部
ベストセラー『売国』シリーズ第二弾!
表紙の帯 より




0 件のコメント:
コメントを投稿