1 内容
【あらすじ】
ある事情から優等生を演じている茜。
そんな茜を見抜くように、隣の席の青磁から「嫌いだ」とはっきり言われ
ショックをうける。自由奔放な彼を嫌っていた茜だけど、孤独と窮屈さで
どうしようもなくなっていた自分を救ってくれたのは、青磁だった。
青磁の隣で過ごす時間は、茜の気持ちをゆっくりと溶かしていき…。
少年の秘密とタイトルの意味を知った時、涙が止まらない!
amazonより
2 感想
最近のJKはこんな小説が好きなのかな、「優等生とクラスの人気者が付き合う」っていうよくあるパターンだよね、と思って読み始めたものの、いい意味で裏切られた。自分の頃と比べて、JKは色々と忙しかったり複雑な家庭も多いようで・・・。
美術部の先輩や後輩は、部外者の茜にもとても親切。
担任の先生も頼りなさそうにみえて生徒のことをしっかり見ていて、良い味を出しててよかった。
青磁の言葉の意図、見せたかった景色などの伏線がラストでピタリとつながってゆく。
相手の気持ちが理解できず、心が締め付けられるような切なさ。
絵のタイトルが青磁のラストメッセージ。
悔しくも泣いてしまったっ。
自分が中高生に戻ったら、こんな恋愛ができたら良いなという、ピュアで「ザ・青春」って感じの小説だった。
久々の王道ラブ・ストーリー。
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