2017年12月8日金曜日

「統計思考入門―プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ」水越 孝 (著)を読んで 書評

1 内容


ものの見方のバリエーションを増やすことは、モノゴトの本質をとらえるための近道です。
本書では、さまざまな仕事の場面における実践例、具体例をあげながら、
企業の活動やマーケティング戦略を導く手順に関して、
統計分析の手法をあてはめて考えてみます。
まずは統計の背景にある考え方やプロセスを理解することから始めてください。
そして、できる限りいろいろな場面で実際に応用してみてください。
ビジネスの現場では、そのときどきの、それぞれの立ち位置において最良の解が要求されますが、
統計的な考え方、ものの見方はそうした局面において役に立ちます。
さらに、何度もこうしたプロセスを繰り返していくなかで、
何気なく見過ごしていたり、見えているはずなのに気がついていなかったりしたことが、
ある日突然目の前にぱっと浮かび上がるときがあります。
そう、まさに「ひらめき」を獲得する瞬間です。
一人でも多くのビジネスパーソンに、この至福の瞬間を味わっていただきたいと思います。
amazonより

2 感想


最近にわかに注目され始めた分野「統計学」。
でも文系の人にとっては数学の公式などが出てきて、躊躇してしまう。

そんな統計学を初歩から解説してくれているのが本書だ。

そもそも統計学がどのようにビジネスの現場で利用・応用できるのかがイメージできなければ理解することは困難だが、本書は具体的な事例を基に統計学を使いながら教えてくれる。
統計学の面白さを知るには良い一冊。

初心者にも分かりやすいように、データから分析の表がほとんど解説なく出来上がっている。
そのため、もう少し理論的なことを学びたいのなら、下記の「統計学が分かる」の本を読むと良いだろう。ハンバガーショップの事例を基に理論と具体例を解説している。

もちろん本書だけでは統計学を使うことは無理だろう。
統計学を身につけるには、自分で様々な事例を使って分析していくしかない。
実際のビジネスで応用するには、それなりの練習量が必要だろう。

3 本の紹介

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