2017年11月29日水曜日

「妻に捧げた1778話(新潮新書)」眉村 卓 (著)を読んで 書評

1 内容


余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をした。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日の最後の原稿、最後の行に夫は書いた──「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた1778篇から19篇を選び、妻の闘病生活と夫婦の長かった結婚生活を振り返るエッセイを合わせたちょっと変わった愛妻物語。
余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日、最後の原稿の最後の行に夫は書いた―「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、ちょっと風変わりな愛妻物語。
amazonより


2 感想


2017年11月16日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)での秋の恒例企画「本屋で読書芸人」にてカズレーザーさんが「泣ける本」として紹介していたのが本書。

余命一年と宣告された妻のために小説家が約束した毎日一篇の1778話。

著者はSF作家の眉村さんなのでショートショートもSF系の話が多い。
ショートショートにはオチが不可欠とのことで、オチのある話も多い。

本書は1778話のなかからの抜粋と結婚・闘病生活を振り返った内容が合わさっている。

最近は結婚相手に年収を求めたり、家庭内別居や帰宅しづらい人などがいると聞く。
もちろん夫婦や家庭にはそれぞれ色んな事情があり、人それぞれ納得できていれば良いのだが・・・。

それでも眉村夫妻が結婚当初から質素倹約で慎ましく、寄り添って生きてこられたのは本当に微笑ましく映った。
奥様も作家眉村夫人として立派に生きてこられたんだな、と思う。
「1775話を読む」から「1777けさも書く」「1778最終回」は特に涙が止まらなかった。

3 本の紹介


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