1 内容
『そして父になる』の是枝裕和監督、最新映画。
出演・福山雅治、役所広司、広瀬すず 他。
小説で浮かび上がる「真実」のその先――。
「本当のことを教えてくれよ」
――弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術"を駆使してきた弁護士・重盛。
しかし、担当した事件の被疑者・三隅は、会うたびに供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。
そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。
なぜ殺したのか。本当に殺したのか。本当に裁かれるべきは、だれなのか。
心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。
「本当のことを教えてくれよ」―『そして父になる』の是枝裕和監督作品、真実の小説化。弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、勝利するための“法廷戦術”を追求してきた弁護士・重盛。しかし、ある事件の被疑者・三隅は、供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。本当に裁かれるべきは、だれか。心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。
amazonより
2 感想
「三度目の殺人」は裁判所の法廷ドラマだ。
二転三転と供述を翻す被疑者・三隅。それに翻弄される国選弁護人・重盛ら。
「本当の真実は何か」
「本当の犯人は」
「人を裁くとは」
が問われている。
訴訟経済を優先させ、イチからのやり直しを渋る裁判官。
その意向を忖度する検察と弁護人。
読み終わっても、モヤモヤが尽きなかった。
重盛の娘の行動の真意は?
冷静な重盛が取り乱した理由は?
被害者の娘の真相は?
そもそもどうして重盛はこの事件に限ってのめり込んだのか?
弁護方針の意味をなぜ仲間に伝えないのか?
も疑問だった。
心を読むかのような三隅の態度(スピリチュアル?)や、読まれるかのような重盛の態度も、よくわからなかった。
もしかしたら映画を観たら、靄が晴れるのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿