1 内容
累計30万部を超える『シンプルな習慣』シリーズ第3弾。大人気心理カウンセラーが語る「大切な人と傷つけ合わない関係をつくる」ためにできること。上司部下、親子、恋人、夫婦など、できれば不毛なケンカや衝突をしたくないあなたへ。
大切に思っている人をちゃんと大切にしていますか?上司部下、親子、夫婦など、身近な存在だからこそ、傷つけてしまうこともある、傷ついてしまうこともある。でも、そこから先が大事―。傷ついても、「傷つけあう」のは、やっぱり悲しい。「身近な人に、もっと優しくなりたい人」「好きな人との不毛なケンカをやめたい人」に読んでほしい一冊。
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2 感想
心屋 仁之助さんといえば、テレビ「解決ナイナイアンサー」で数々の芸能人の心の闇を開放させてきた人物だった。
本書は、親子や夫婦、上司と部下など身近な関係なんだけど、ついつい分かり合えず傷つけてしまう場合の対処法について書いている。
わかってほしいのに、わかってもらえないのは他人だから。
してほしい行動を具体的に伝える。
言えないのは自分に「言えない理由」がある。
お互いの常識の違いを知る。
感覚のすれ違いを、お互いに確認しよう。
怒りっぽいのは我慢のしすぎ。
「許す」とは「損」することである。
赤裸々な自分を告白する。
正直、「解決ナイナイアンサー」ばりの解決を期待したが、そうはいかなかった。
もちろんテレビでは過剰な演出などもあっただろうし、個別具体的な事例じゃないと涙を流すような内容にはなり得ないのかもしれない。
たしかに他人なら育った環境や家柄によって「常識」や「コモンセンス」はまちまちであるはずで、ボタンの掛け違いは大いにありえると思った。
言わずにイライラするよりも、正直に本音で話すことでお互いの距離が近づき、もっと相手のことを知りたい、と思えるようになるのだろう。
怒りを爆発する人は、それまで小さな怒りを我慢し蓄積しているのだから「我慢のしすぎ」というのにも納得がいった。
赤裸々に自分を語るのは、少し勇気がいることだ。
でも相手を傷つけず本当に理解しようと思うなら、告白が必要なんだと思った。
「解決ナイナイアンサー」の凄腕カウンセラーの片鱗が見えた気がした。
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