1 内容
読書家で文学好きな川北未南子は晴れて編集者となる。しかし、思い描いていたような、素晴らしい本を世に出しヒット作とすることが出来ないでいた。
そんなとき、吸い込まれうような文章で、かつ衝撃的な作品を目にする。
その内容は時効になって未解決の連続殺人事件の犯人による告白だった。
友人や同僚から距離を置かれながらも、この作品を世に出したい衝動に駆られる川北。
犯人はサイン会を行ったり遺族へ直接謝罪へ伺うなど突飛な行動をとるが、その真意は?
一方、過去の連続殺人事件に因縁のある刑事も動きはじめる。
読書家で文学好きな登場人物たちは、それぞれが過去を引きずっていた。
そして、衝撃のラストが・・・。
2 感想
放送作家らしく、とても読みやすい文体。と思ったら、映画のノベライズ本だった(´・ω・`)
既に映画公開後だったので、イケメン犯人を藤原竜也、刑事を伊藤英明と想像しながら読んだ。でも繊細な刑事は、伊藤英明じゃない気がする。
時効のくだりはワザとらしくやっぱりか、という印象。
未解決事件の犯人に告白は前代未聞で、ハラハラ・ドキドキしっぱなしで、一気に読めた。
途中までの展開は多少は想像もできそうだったが、イケメンや犯人の正体はホントに衝撃の一言!
秋の夜長に、読んでみるとイイ一冊ですよ(*^^*)
3 本の紹介
内容紹介
驚愕の先の涙、涙! 小説というもう一つの衝撃。
書籍編集者・川北未南子は苦悩していた。突如現れた美しい青年・曾根崎雅人から預かった原稿は、巧みな文章で綴られ、彼女を魅了した。しかし、そこに書かれていたのは、22年前の、すでに時効が成立した連続絞殺事件、その犯人による告白だったのだ。はたして、この本は出版されるべきなのか。だが――わたしはもう悪魔の虜になっていた……。
出版された『私が殺人犯です』は、たちまちベストセラーとなり、曾根崎は熱狂を煽るかのように挑発行為を続ける。犯人逮捕を果たせなかった刑事の無念。そして、被害者遺族たちのやるせない思い――。社会の禁忌に挑む小説版『22年目の告白』が登場。
amazonより
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