1 内容あらすじ
日本一有名なデータサイエンティストが分析組織の全貌を初公開!
社内の「便利屋」が最強のチームになるまでの挫折と成功の軌跡
日経情報ストラテジーが選ぶ「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」の初代受賞者である、 大阪ガスの河本薫氏による待望の2冊目となる本。
同氏が所長を務めるデータ分析組織「ビジネスアナリシスセンター」の生い立ちから数々の失敗、乗り越えてきた壁、そして分析組織のリーダーに求められる信念と行動を初告白します。
社内外の誰からも注目されていなかった無名のチームが、いかにして日本一有名なデータ分析組織に生まれ変われたのか。
チームを率いる著者がこれまで語ることがなかった苦悩や挫折、そして、ある日突然有名になってからの状況の変化などを、余すところなく赤裸々につづった一冊です。
データサイエンティストを目指す人はもちろんのこと、社内でデータ分析組織に携わる人や、これから同じような組織を作りたい人、イノベーションや業務改革を成功させたい人には必読書といえます。
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2 感想&書評[ネタバレなし]「最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか」
本書はデータ分析手法の本ではない。
あくまでデータ分析「組織作り」について語った本。
著者の座右の銘として「金銭を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ」医師で政治家だった後藤新平の言葉が紹介されている。
いかに強いデータ分析のチームを作ったかが語られている。
「データ分析」という言葉がこれほど使われなかった頃よりデータ分析に時間を費やしてきた筆者たち。
最近はアドバイスを求められることも多いという。
そんな人らには現場とのつながりや連携、分析能力以外の「説明する力」「本質を突く質問や問いかけを切り出せる力」などの重要性を説く。
またAIの登場、目まぐるしく変わる技術や世界情勢のなか経営者には柔軟性や経営思考力が必要と語る。
上司によって部下の成長速度は変わってくる。
甘やかしても厳しすぎてもダメでバランスが大切なんだろう。
部下がのびのびと目標をもって仕事をしているのがよく伝わってくる。
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